ETH、XRP以外で有望なアルトコイン トップ3
仮想通貨市場は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などのメジャーなコインが牽引する中、多くのアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)が存在しています。アルトコインには、ビットコインにはない特徴や機能を持つものが多く、将来的に大きな価値を生み出す可能性があります。しかし、アルトコインの中には、開発が停滞したり、詐欺的なものもあるため、投資する際には注意が必要です。
そこで、この記事では、ETHやXRP以外で有望なアルトコインをトップ3に絞って紹介します。選ぶ基準としては、以下の5つのポイントを参考にしました。
時価総額そのアルトコインがどれくらいの規模で取引されているかを表す指標。時価総額が高いほど、市場の信頼度や流動性が高いと考えられる。
明確な使いみちそのアルトコインがどんな目的で発行されたか、どんな問題を解決しようとしているかを表す指標。明確な使いみちがあるほど、需要が高まる可能性が高いと考えられる。
開発状況そのアルトコインの開発チームがどれだけ活発に技術的な進歩をしているかを表す指標。開発状況が順調であれば、将来的に価値が高まる可能性が高いと考えられる。
企業の出資・サポートそのアルトコインに対して、有名な企業や機関が出資やサポートをしているかを表す指標。企業の出資・サポートがあれば、信頼性や資金力が高まると考えられる。
取り扱っている取引所の数そのアルトコインがどれだけ多くの取引所で取り扱われているかを表す指標。取り扱っている取引所の数が多ければ、取引の利便性やアクセシビリティが高まると考えられる。
それでは、ETHやXRP以外で有望なアルトコインのトップ3を発表します。
3位エイダコイン(ADA)
エイダコインは、イーサリアムの共同創設者であるチャールズ・ホスキンソンが率いるカルダノ(Cardano)プロジェクトのネイティブ通貨です。カルダノは、スマートコントラクトや分散型アプリケーション(DApps)を実現するためのブロックチェーンプラットフォームで、イーサリアムと同じく第3世代の仮想通貨と呼ばれています。カルダノは、科学的なアプローチや学術的な検証に基づいて開発されており、高いスケーラビリティやセキュリティ、持続可能性を目指しています。
エイダコインの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
Ouroborosという独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しており、エネルギー効率やスピード、セキュリティが高いとされる。
レイヤーを分けることで、取引処理とスマートコントラクトの実行を分離しており、ネットワークの負荷を軽減している。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)方式を採用しており、ステーキングによって報酬を得ることができる。
プロジェクトの進捗や将来の展望を定期的に公開しており、開発状況が透明性が高い。
アフリカやアジアなどの開発途上国での普及に力を入れており、金融包摂や社会的インパクトを目指している。
エイダコインは、2021年に大きく価格を上昇させ、時価総額では一時的にXRPを抜いて第3位になりました。現在は時価総額で第6位にランクされており、約3兆円の規模です。エイダコインは、国内外の多くの取引所で取り扱われており、取引の利便性は高いと言えます。エイダコインは、技術的に優れたブロックチェーンプラットフォームを提供することで、仮想通貨市場に大きな影響を与える可能性があります。
2位ポリゴン(MATIC)
ポリゴンは、イーサリアムの拡張性やスケーラビリティの問題を解決するために開発された、レイヤー2ソリューションのプロジェクトです。レイヤー2ソリューションとは、イーサリアムのメインネットワーク(レイヤー1)の上に構築される、補助的なネットワークのことで、取引の処理速度やコストを改善することができます。ポリゴンは、レイヤー2ソリューションの中でも、サイドチェーンと呼ばれるタイプのもので、イーサリアムとは別のブロックチェーンを作成して、そこで取引を行うことで、メインネットワークの負荷を軽減します。
ポリゴンの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
サイドチェーンの作成や管理を容易にするフレームワークを提供しており、開発者にとって利用しやすい。
サイドチェーン間の相互運用性や柔軟性を高めるために、プラズマやステートチャネルなどの他のレイヤー2ソリューションとも連携している。
サイドチェーン上での取引は、秒単位で完了し、手数料もほとんどかからない。
サイドチェーンは、イーサリアムとの互換性が高く、イーサリアムのスマートコントラクトやDAppsをそのまま移行することができる。
ポリゴンのネイティブ通貨であるMATICは、サイドチェーンのセキュリティやガバナンスに関わる役割を果たし、ステーキングやガス代としても使用される。
ポリゴンは、2021年に大きな注目を集め、時価総額では一時的にトップ10に入りました。現在は時価総額で第14位にランクされており、約1.5兆円の規模です。ポリゴンは、国内外の多くの取引所で取り扱われており、取引の利便性は高いと言えます。ポリゴンは、イーサリアムの拡張性やスケーラビリティの問題を解決することで、仮想通貨市場に大きな貢献をする可能性があります。
1位ソラナ(SOL)
ソラナは、高速で低コストなブロックチェーンプラットフォームで、スマートコントラクトやDAppsを実現するための仮想通貨です。ソラナは、Proof of History(PoH)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しており、ブロックチェーン上の時間を正確に測定することで、ネットワークの効率や同期を向上させています。ソラナは、秒間5万件以上の取引を処理することができ、手数料も非常に安いとされています。
ソラナの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
PoHとProof of Stake(PoS)を組み合わせることで、高いセキュリティとスケーラビリティを実現している。
レイヤー1のみで高速な取引を可能にすることで、レイヤー2ソリューションに頼らないことで、複雑さやコストを削減している。
スマートコントラクトやDAppsの開発を容易にするために、RustやCなどの一般的なプログラミング言語をサポートしている。
分散型取引所(DEX)や分散型金融(DeFi)などの多様なアプリケーションをホストしており、イーサリアムとの相互運用性も高めている。
アニメーションスタジオのジブリやゲーム会社のユービーアイソフトなどの有名な企業とのパートナーシップを結んでおり、エンターテイメント分野での普及に力を入れている。
ソラナは、2021年に爆発的な価格上昇を見せ、時価総額では一時的にXRPを抜いて第4位になりました。現在は時価総規模で第5位にランクされており、約4.5兆円の規模です。ソラナは、国内外の多くの取引所で取り扱われており、取引の利便性は高いと言えます。ソラナは、高速で低コストなブロックチェーンプラットフォームを提供することで、仮想通貨市場に革命を起こす可能性があります。